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あおろぐ

人が生きると書いて人生。生き方を考えることが好き。『元気玉』のような人生にしたい。

3,500万円で家を建てて気付いたこと

お金

家を建てることはライフイベントとして、人生の中で多くの人が経験するものだと思います。

 

「賃貸で家賃を払うより、資産になる家を買ったほうがいい」

「将来子供に遺すことができる」

 

家を建てた方はそんな言葉を嫌ほど聞いてきたと思います。

僕も去年家を建てました。上記のような言葉を僕も先輩たちや不動産屋から何度も聞きました。

 

でも本当にそうなのでしょうか?

 

家は本当に『資産』なのか?

建ったばかりの家をみて、中に入ってみて、それは賃貸の空間とは比べ物にならない快適さがあります。その部分では不満はありません。

 

ただし、この瞬間からこの家の価値は下がり続けているという事も事実です。メンテナンスも必要になってきます。僕は土地の購入と家の建築費のために3,000万円の借り入れをしました。その他の諸経費や家具、外構工事で500万円掛かりました。

しかし建てた瞬間からもはや3,500万円の価値はなく、当然同額で売却もできません。子供に遺す と言っても子供がその土地で生涯を過ごす保証はなく、子供の生活拠点の選択の悩みの原因にもなり得ます。手放すにしても資産価値は下がり、売却にも手数料や税金(その前に贈与税または相続税もかかる)を払う必要があります。

 

僕は家は資産ではなく『消耗品』だと思っています。消耗品なのに持っているだけで税金がかかります。保険料もかかります。自動車も同じことが言えます。

 インベスターZという投資を学べる漫画があります。その漫画の14巻に、主人公が不動産について調べている話があります。以下はその話の1シーンです。

 

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 (インベスターZ14巻 三田紀房)

 

3,500万円の買い物を決心するということだけでも大変です。しかし本当は6,000万円の買い物をしているのだということを知り、主人公は驚きます。漫画では金利3%となっていますが、2017年2月現在ではフラット35で借入率90%以下の場合約1%〜1.5%の金利になっています。そのため漫画の内容ほどの金額にはなりませんが、差額を単純計算しても4,700〜5,000万円になります。

家を建てるときは工務店ハウスメーカーから出る見積書と銀行などから出るローンシミュレーションで購入に係る費用は見ることができます。しかし生涯で支払う総額は教えて貰えません。自分で調べて計算するしかないのです。

 

※ローン支払い額だけならシミュレーションアプリがあります

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Kouhei Yamamoto「住宅ローン計算シミュレーター ローンメモ」
https://appsto.re/jp/zQJzP.i

 

税金の控除があるが…

住宅の取得に係る借入金に対しては所得税控除があります。一般的には『住宅ローン控除』などと言われているものです。

僕は仕事で社員の年末調整をしています。住宅ローンがある社員の還付金の額はやはり多額です。しかしほとんどの社員が100%の還付を受けていません。課税額が還付額の上限になるからです。所得税で還付仕切らない部分は住民税の控除に充てられますが、そちらにも上限があります。

 

僕の年収は約500万円で、専業主婦の妻がいます。生命保険等の控除の申請なしで所得税は約14万円でした。住宅ローン控除は年末残高2,950万円の1%で29.5万円受けられます。所得税だけだと約15万円が控除しきれずにあぶれてしまいます。

年収500万円は一般的なサラリーマンの中で少なくない年収だと思っていますが、もっと稼がないと住宅ローン控除の恩恵を満額で受けきることはできません。そういうことまで考えて家の計画を立て、ローンを組むサラリーマンはほとんどいないと思います。

 

サラリーマンの中に自分の所得税がいくらなのか、どのように算出されているにかを気にしている人はほとんどいません。給与天引きによって、そして年末調整によって無頓着になってしまっています。自分のお金について考えなくていいようになっているのです。

 結局家を建てることによって生涯でどれだけの支出が発生するかはほとんどの人が知らずに家を建てていることは確かだ言えるでしょう。

 

『夢の新築一戸建て』

『一国一城の主』

 

そんな洗脳が未だに多くの国民を支配しています。『ゆとり世代』と呼ばれる人たち以降の方は、少しずつこの洗脳が薄まってきていると感じていますが、まだまだ根強いものがあります。

 

家を『資産』にするためには

ここまでにも書いた通り、僕は家を消耗品と捉えています。ただ建てて住むだけのモノに生涯で5,000万円も支払うなんて馬鹿馬鹿しいと思っています。でもその考えに至る前に建ててしまったのが僕の甘さです。

 

建ててしまったものはしょうがない。じゃあどうするか?

僕は単純にこの「家」を利用して「資産」を生みたいと考えています。

〇〇教室を家で始めるとか、Airbnbだとか、またはお金じゃなくても「人」と繋がることや「信用」を稼ぐことを始めたいです。

 

最後に

はじめにも書いてあるとおり、僕は去年家を建てました。そのイベントを通しての気づきをここに自分の考えとして残させていただきましたが、家を建てること自体を否定しているつもりは一切ありません。ネガティブなイメージを植えつけたいというわけでもありません。

ただ、何も考えずに「結婚したら次は家かな」というような思い込みでマイホームを建てることをしないほうがいいということをお伝えしたいと思いました。家は建てなくてはならないものではありません。家がなければ家族を幸せにできないとか、男のステータスとして足りないというものでもありません。多数の一般論者の声に流されず、自分の人生を選択することが大切です。

そして家を消耗品にしたくない人は、家を利用してどう資産を生むかということを考えましょう。僕も考え中ですので、よかったら意見交換しましょう。